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2017年4月13日木曜日

始めに - タガログ語の文について

 これから、フィリピンの人たちと意思疎通ができるレベルを目標にタガログ語の学習を始めます。

 タガログ語では、話の焦点がどこにあるのかにより、同じ意味の文であっても形が変化します。まず、例文を見ていきます。


例文1

Kumain ang aso ng manok sa bahay ko. 
その犬は私の家で鶏肉を食べました。

例文2

Kinain ng aso ang manok sa bahay ko.
鶏肉をその犬は私の家で食べました。


 二つの例文は同じ意味の文ですが、例文1は aso)に焦点が置かれているのに対し、例文2では manok鶏肉に置かれてます。
 タガログ語では、文中の名詞や代名詞(私、あなた等)に焦点が置かれます。焦点が置かれたものと、置かれていないものを区別するために、マーカーというものが使われます。マーカーには、ang形、ng形、sa形の3種類があります。


ang形
 話の焦点が置かれる名詞、代名詞は、ang形となります。名詞の場合はその前に ang が置かれ、代名詞の場合は ang は置かれず代名詞そのものが変化します。

ng形
 話の焦点ではない名詞、代名詞は、ng形となります。名詞の場合はその前に ng が置かれ、代名詞の場合は ng は置かれず代名詞そのものが変化します。

sa形
 話の焦点ではない名詞、代名詞で、場所や時間などの補完的な情報を表す名詞、代名詞は、sa形となります。名詞の場合はその前に sa が置かれ、代名詞の場合は固有の変化をします。


 さらに、タガログ語では焦点がどこに置かれるかにより、動詞の形が変化します。この動詞の活用が独特で複雑ですが、なるべく効率的に学習を進めていきたいと思います。

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